「会社辞めたい」という気持ちを毎日抱き続けながら、気がつけば会社員生活20年以上、しかも一つの会社で働き続けてきました。
そして順調に役職に就き毎年の昇給もありながら、決して悪くはない待遇のもとで給料をもらい続けてきました。
しかし「給料をもらう」「生活していく」ためだけにだらだらと毎日を送り続けた結果、「会社に雇われ続けるしか生きていく方法がない」という現実に直面し今さらながら愕然とします。
どっぷりとサラリーマン生活に漬かってきたそんな僕が、「会社員が合わない」「将来の夢がない」という社会人の方々、特に若い方に今のうちに是非伝えておきたいことを書き綴ります。
会社員が合わない!
多くの日本人は、小学校、中学校の義務教育を終えると高校、大学へ進みます。中学、高校を卒業後にすぐに社会に出る、就職する人もいますが、高校までは進学し卒業後は大学、短大、専門学校へ進む人が大半でしょう。
そして大学、短大、専門学校を卒業すると決まって就職します。一部海外留学、資格試験の勉強や大学院進学、放浪生活を送る人もいるでしょうが、いずれにしても多くの人は就職します。
なぜならば親のすねをかじれる学生時代が終われば、自分で生活費を稼ぐ必要があるからです。当たり前のように聞こえますが、決められているわけでもないのに卒業後間髪入れずに就職します。
当然、就職先が合うのか合わないのかはわからないまま、あるいは会社員が合うのか合わないのかわからないまま就職します。
ので、そもそも就職先、会社員が最初から合ってるという人の方が稀であって、「合わないかもしれないけど折角就職できたから」「石の上にも3年というから3年くらいは様子を見よう」「特に不満もないから」といって環境に順応していくというのが一般的なのではないでしょうか?
もちろん「この会社でこういうことがやりたい!」という期待に胸を膨らませ期待通りの仕事に就くことができる人もいますし、「入社してみたら意外と仕事が楽しい」という人もいるでしょう。
しかし多くの会社員はその社風にも慣れ、生活していくためにある程度の我慢は仕方ないという思いを抱きながら毎日会社へ通っています。これはこれで普通だと思います。
ただし、中には「やっぱり会社員は無理ゲー」「この会社あり得ねえ~」といって辞めてしまう人がいるのも現実です。それでは会社員が合わないということはどういうことなのでしょうか?
- 毎日決まった時間に会社に行くこと自体が無理
- 上司や先輩から命令されて仕事をするのが無理
- 職場の人間と良好な人間関係を築くことが無理
- 会社の方針や上司、同僚がブラックすぎて無理
- 仕事のプレッシャーやノルマがきつすぎて無理
- 自分の能力ではこの会社に居続けることが無理
といった要因があると思います。4~6の要因は会社を変えることで解消できる問題ですが、1~3はそもそも会社という組織に属することが向いていないと言えます。
僕自身はこの1と2に当てはまりますが、まあまあ20年以上会社勤めしているのでそこそこ我慢して続けてこられました。しかしこの先60歳定年どころか70歳まで働き続けなければならないとなると残り20年以上続けるのは「無理ゲー」です。
そもそも高校や大学を卒業して一つの会社に定年まで約40年、70歳までならば約50年と半世紀も居続けるのってもう一つの才能です。転職したとしても会社員を約半世紀続けるのってすごいことだと思います。
ですのでむしろ「会社辞~めた」「明日から脱サラします!」という人が増えても全然不思議ではなく、普通の感覚だと思います。会社員が合わないと思うのは正常な精神状態でしょう。
将来の夢がない!
社会人、会社員ともなるとそこからプロスポーツ選手、ミュージシャン、俳優を目指すということは現実的に考えにくいものです。その会社で社長になるとか一大プロジェクトで社会を変えるといった夢を持つことはあるかもしれません。
しかし一度就職してしまうと定年に向けて会社員人生を全うするのが一般的です。夢と言えばマイホームで一家団欒を楽しむことや、老後はのんびりと過ごすといった平凡でも充実した将来の生活を思い描くことになりがちです。
これはこれで立派な夢だと思います。会社員生活に大きな不満がなければ安定した老後のために定年まで頑張るというのも悪くはありません。ただ、老後のためだけに40年以上もストレスを抱え続けていくとなると限界もあるでしょう。
中にはある程度会社員生活で資金をためてアーリーリタイヤを目指したり、その資金を元手に事業を始めるといった夢を持つ人もいます。そのために不動産や金融資産といった投資を始めたり、在職中に資格試験を勉強することも良いでしょう。
何か目標をもって生活していかないと生きていけないというような人もいます。大きな夢と言わなくとも小さな目標に向かって生きていくのも有意義だと思います。
もちろん夢なんか持たずに生きていっても全然問題ありません。たまの休暇にやりたい趣味を思いっきり楽しんで、平日は仕事に励むというのも充実しているでしょう。
あるいは日々に忙殺されて夢なんか語ってられない、毎日生きていくので精一杯という人もいるかもしれません。楽しい毎日の積み重ねが送れればそれはそれで充実した人生になると思います。
将来の夢がないという人は充実した毎日を送ることに専念するのも大いにありでしょう。
会社辞めたい、夢がない人に伝えたいこと!
しかし、結局「どうやって生活費を稼いでいくのか?」という最も切実な問題が立ちはだかりますので、踏みとどまる人が多いのが現実です。
進むも地獄、退くも地獄という袋小路に追い込まれてしまうことからストレスを抱えてしまいます。
この問題を解決しない限り永遠にこのループにはまり続けます。このため多くのストレスを抱えながら、仕方なく会社員を続けることになる人が多いのが現実ではないでしょうか?
そのため僕は「現実逃避」することを目標に脱サラを目指すこととしました。この嫌なことから逃げるという行為が思いのほかエネルギーを発してくれて、平日の夜や土日などの休日にはこの目標に向かって時間を費やしています。
まだまだ実績は上がっていませんが、少しづつ目標に向かって前進できていることに充実感を感じます。振り返ってみれば今まで何となく過ごしてきた時間が、決して無駄だっとは言わないまでも、もう少し有効に使えていたらという思いもあります。
このような経験から、現在会社を辞めたい、夢がないという人に一番お伝えしたいことは「時間だけは平等」に与えられているということです。もちろん寿命というものがあるので全て平等という訳ではありませんが、この時間を大切にすることです。
あたりまえのことですが、時間は前にしか進みません。過去には戻れません。しかしこの事実はこの世に生きる全てのものに共通しています。
そして時間を経験という言葉に置き換えれば、経験というのは忘れてしまうこともありますが、ひたすら積み重なっていくものです。何もしないでいるよりは何かの経験に費やしてみてはいかがでしょうか?
このいろんな経験を積み重ねることで、自分のやりたいことが見えてくることもありますし、経験の積み重ねが財産となって自分の身を助けることにもなります。
会社を辞めるとなればどうやって生活していくのか?ということを考えなければなりません。しかし一つの会社にしがみつくよりは、いくつかのキャッシュポイントを持つということはリスクの分散にもつながります。
副業という形で実践していければ一番良いとは思いますが、副業だって簡単なものではありません。それでも「こんなことで稼ぐこととができるんだ」という経験を積み重ねていけることは、自分自身にとって貴重な財産となると信じています。
会社を辞めたい、夢がないという方は是非、目の前にあるできることから手を付けてみてはいかがでしょうか?そうすることでいろんなものが見えてくるでしょう。
このブログでもいろんなキャッシュポイントへチャレンジしていくことをお披露目していきたいと思います。
まとめ
どっぷりとサラリーマン生活に漬かってきた僕が、「会社員が合わない」「将来の夢がない」という方に是非お伝えしたいことを書き綴ってきました。
会社員が合わない、将来の夢がないというのはそもそも多くの人が感じていることです。それでも安定した生活と引き換えに我慢の日々を送っているのが現実ではないでしょうか?
そんな人たちにお伝えしたいことが、平等に与えられた時間を有効に使うということです。日々のストレスと引き換えにだらだらと無駄な時間を過ごして決まった僕自身が、一番痛感していることです。
嫌なことから逃げるためでも良いと思います。時間というのを経験に置き換えて、何かできることから始めてみてはいかがでしょうか?やりたくないことをやらないためのエネルギーって結構侮れないですよ!